2017年の年末、電車に乗っていたとき、車内で結婚相談所 ZWEI の新しい広告を見かけた。イメージキャラクターには、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャックと、『ヤッターマン』の悪役ドロンジョが起用されていた。

このシリーズの企画・制作は電通と東北新社が担当している。ここ数年、電通の企業イメージは、社員を使いつぶすようなブラックな社風によって地の底まで落ちてしまったが、それでも彼らのクリエイティブ力、企画の統合力、実行力が依然としてトップクラスであることは、認めざるを得ない。
あまりにも可愛くて気に入ってしまったので、ここにメモとして記録し、ついでにお節介ながら日本語訳も添えておく。
第一印象編

悪くない。と男は思った。1「不壞」,男人這麼想著。
派手な女だ。言動も風変りすぎる。
だが自分を持っている人は魅力的だ。(一般的にも)
それにこのスタイル(この大胆さ)
維持には強い精神力がいるはずだ。(医学的にも)
ゆずれない信念があるんだろう。(共感)
私も医師である前にひとりの男(まだ 33歳)
ついマスクの下の素顔を想像してしまう。(いいほうに)
心拍が上がる(これは病気ではない)
こんなひと、いたんだ。2這女人好招搖啊,且打扮跟講話口氣都好奇怪。
不過勇於表現主張自我的女性是很有魅力的(就算是更平凡的主張也是)
更何況看看她這身材(這辣度)
要維持住一定需要極強大的精神力(就醫學的角度)
以及絕不扭曲的信念(同感)
在身為醫師之前我也是一個男人(才 33 歲)
不自覺地就會去想像面具下的長相(往好的方向想像)
脈搏升高了(可不是生病的症狀)
原來,還有這樣的女士啊。

当たりかも。と女は思った。3「看來抽到上籤了」,女人這麼想著。
無愛想な男だ。お世辞ひとつ言わない。
でも医者だ、年収は悪くない。(重要よね)
ただ照れ屋なだけかも(そう信じたい)
目の奥にはどこかやさしい。(気もする)
思えば今まで、周りにろくな男がいなかった(同僚も)
ようやく巡ってきた春かも。(焦りすぎ?)
ナイフとフォークの使い方も上品。(紳士ね)
あ、メスで慣れてるだけか。(そう彼は医者)
こんなひと、いたんだ。4這男人老板著一張臭臉,連句客套話都不會說。
不過是個醫生,想必年收不壞。(這很重要)
搞不好他只是害羞而已(我希望啦)
眼神深處似乎透著溫柔(似乎…)
這麼說起來,我身邊從來沒出現過像樣的男人(包括同事)
春天終於降臨到我身上了嗎(會不會太著急了?)
刀叉的用法也很有氣質(好紳士喔)
啊,只是因為手術刀用慣了是吧(對,他是醫生)
原來,還有這樣的男士啊。

想像を超える出会いを。5超越想像的邂逅。
世界には35億もの異性がいて。
日常の中で出会える人は一握り。
そう考えると自分の世界は狭い。
本当に自分に合うパートナーは、
どこか遠くにいるかもしれない。
すべての人に、運命の人がいる。
ことし、新しい誰かに出会おう。6在這世界上,有 35 億位異性。
而我們在日常生活中能遇見的,也不過只是其中的一小撮。
這麼一想,就會覺得自己的世界其實很狹小。
也許,那個真正適合自己的人,
就在那某個遙遠的地方。
每個人,都有屬於自己的真命伴侶。
今年,就試著去與那個全新的他(她)相會吧。
ボート篇

婚活マッチング中。7婚活配對中。
男は思った。もう 13 分の沈黙だ。
女は思った。もう 13 分も沈黙よ。8男人心想:已經沉默 13 分鐘了哪。
女人心想:已經沉默 13 分鐘了呢。
何か話さなければ…
何か話すべきよね…9得說點什麼才行……
應該主動聊點什麼吧……
「あの、血液型は?」
「B 型です」10「請問……妳的血型是?」
「B 型。」
「そうですか」
「はい」11「是嗎。」
「嗯。」
… 終わってしまった。会話を続けなければ。
… もっと膨らませるべきだったかしら。12…… 對話就這麼斷了。得繼續聊下去才行。
…… 是不是應該順著這話題接點什麼呢。
「そういえばゴリラって B 型しかいないらしいですよ」
「…」13「對了,聽說大猩猩全都是 B 型耶。」
「…」
なぜこんなことを言ってしまったんだろう。
なんて答えれば正解だったの。14我為什麼會講出這種話啊。
該怎麼回答才算正確呢。
助けてくれ。
助けて。15救救我吧。
誰來救救我。
会話がうまくいかなかったら。
成婚コンシェルジュにご相談を。16若對話總是進展不順,
請讓「結婚顧問」來助您一臂之力。

あなたを一人にしない婚活。17不孤單的成婚之路。
幸せへ向かう婚活であっても、
その途中に不安や迷いは生まれるもの。
ひとりではわからなくなったときに、
相談できる専門家がいます。18即使是邁向幸福的婚活旅程,
途中也難免會產生不安與迷惘。
當你一個人不知該如何是好時,
有專業顧問可以傾聽並給予建議。
『成婚コンシェルジュ』がいるから、成婚率NO.1。19因為「結婚顧問」的陪伴,我們的成婚率才會是業界NO.1。
雪道篇

婚活マッチング中。20婚活配對中。
男は思った。寒いな。
女は思った、寒いわ。21男人心想:好冷啊。
女人心想:好冷呢。
彼女はこんな格好で大丈夫なんだろうか…
全身が凍えそうなほど寒いわ…22她穿這個樣子真的不要緊嗎……
全身都快凍僵了……
コートを貸すべきだろうか。
コートを貸してくれないかしら。23是不是該把外套借給她穿呢?
他會不會把外套借給我穿呢?
そっと肩にかけてみようか。
無言でかけてくれたら素敵なのに。24就一言不發地披在她肩上吧。
若是默默幫我披上就好了,多浪漫啊。
だがそんなキザな真似をして、ひかれたらどうする。
はやくかけて。25不過做這種矯情的舉動,要是被她覺得做作怎麼辦?
快點披上吧。
女性のコーディネートには、ポリシーがあるものだし。
はやく。26畢竟女性的穿搭都向來有著自己的原則嘛。
快點。
気遣いができたぞ。と男は思った。
気が利かないわね。と女は思った。27我還真是個體貼的人哪,男人心想。
真是有夠遲鈍,女人心想。
相手の心がわからなくなったら。成婚コンシェルジュにご相談を。28如果總是摸不透對方心思,請讓「結婚顧問」來助您一臂之力。

あなたを一人にしない婚活。29不孤單的成婚之路。
幸せへ向かう婚活であっても、
その途中に不安や迷いは生まれるもの。
ひとりではわからなくなったときに、
相談できる専門家がいます。30即使是邁向幸福的婚活旅程,
途中也難免會產生不安與迷惘。
當你一個人不知該如何是好時,
有專業顧問可以傾聽並給予建議。
『成婚コンシェルジュ』がいるから、成婚率NO.1。31因為「結婚顧問」的陪伴,我們的成婚率才會是業界NO.1。
CM
第一話 第一印象
男は思った。「鼻っ柱の強い女だ、嫌いじゃない」
女は思った。「医者か。年収は悪くないわね」
こんなひと、いたんだ。32男人心想:這女人還真是有氣勢,我不討厭就是了。
女人心想: 醫生啊,想來年收應該不壞吧。
原來,還有這樣的女士(男士)啊。
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第二話 ご趣味33興趣
「ご趣味は…っあ……」
「…ご趣………っあ……」
「すみません……」
「すみません……」34「你的興趣是…… 啊……」
「…… 興趣是…… 啊……」
「對不起……」
「對不起……」
パートナーエージェント
第三話 結婚後の仕事35結婚之後的工作
女は言った。
「私、結婚しても、仕事は続けたいんですけど、大丈夫ですか?」
男は言った。
「もちろん!女性の社会進出には理解があるつもりです。で、何のお仕事を?」
「世界征服です。」
「なるほど。」
今日は長いランチになりそうだ、と男は思った。36女人說道:
「結婚之後,我也還想繼續工作,可以嗎?」
男人回道:
「當然可以!我是很認同女性在社會上持續活躍的。請問妳是做什麼工作?」
「征服世界。」
「原來如此。」
看來今天這一頓午餐會吃很久呢,男人心想。
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第四話 年収
男の年収が知りたい。
と、女は思った。
ただならぬ気迫だ。
と、男は思った。
乗っている車を聞くか……
いや、下心が見えすぎる。
もっとさりげなく……
あのトイレの便座温度は高い方ですか?
えっ?
便座の温度です。高めでも気にならない人ですか?
なぜそれが知りたいんですか?
えっ?
なぜ?
マイブーム、なんです。37我想知道這個男人的年收。
女人如此想著。
這女人的眼神真有壓迫感啊。
男人心裡想著。
要不要問他開什麼車呢……
不行,太明顯了。
要更自然一些……
「請問你…… 馬桶座墊的溫度會調很高嗎?」
「欸?」
「馬桶座墊的溫度啊。你是那種即使溫度偏高也不介意的人嗎?」
「為什麼想知道這個呢?」
「欸?」
「為什麼?」
「只是…… 最近迷上這個話題而已。」
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第五話 店員への態度38對店員的態度
店員に対する態度は
将来の伴侶に対する態度だという。
女は慎重に観察していた。
幸い男はウェイターにも紳士的だった。
「素晴らしい料理です。ありがとう。」
ナイフ落としてしまっても、
「申し訳ないが、取り替えていただけますか?このメスを。」
「メス…」
女の判断が試されていた。39據說,一個人對店員的態度,
就是他未來對待伴侶的態度。
女人慎重地觀察著。
幸好男人對服務生也很紳士。
「這道料理真是太精彩了,謝謝。」
就算是不小心把刀掉到地上…
「不好意思,可以幫我換一下嗎?這把手術刀。」
「手術刀…」
女人的判斷力正在被考驗著。
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第六話 秘密
いい夫婦になるためには、
隠し事をしてはいけない、と男は思った。
「言わなければならないことが。」
「遠慮なくおっしゃって。」
「… 実は、私には娘がいます。」
「誰にでも過去はあります。構いませんわ。」
「… 彼女は自分を妻だと言い張ってます。」
「……」
女は、ドライマティーニのおかわりを頼んだ。40夫妻若是想要相處融洽,
就不應該對彼此隱瞞任何事。男人心想。
「有件事我必須得要告訴妳……」
「請別顧慮,儘管說吧。」
「…… 其實,我有一個女兒。」
「每個人都有過去,我一點也不介意。」
「…… 她堅稱自己是我的太太。」
「……」
女人又續了一杯乾馬丁尼。
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第七話 赤い糸41
「運命の赤い糸って、あると思います?」
女とは、ときに幻想を愛する生き物だ。
「赤い糸?」
男は考えた。
そもそも赤い糸はなぜ赤いのだろう?
まてよ、血液と同じヘモグロビンが流れているからか!
なるほど人体の理にはかなっている。
「アリですね、赤い糸。」
「気が合いますもんね。」42「你覺得,命中注定的紅線真的存在嗎?」
女人啊,有時就是愛幻想的生物。
「紅線?」
男人思考著:
紅線為什麼會是紅色的呢?
等等,是不是因為和血液一樣流的都是血紅素?
原來如此,從人體學來看就說得通了。
「我也覺得,紅線有其道理呢。」
「我們還挺合的嘛。」
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