Asma NOTE

Years of rambling from a midlife otaku.

マンガ

  • シレーヌ愛

    二十数年前に無理やり押し殺した儚い恋が、湯浅監督の『デビルマン Crybaby』のおかげ(せい)で、一気に爆発してしまい、再び抑えることはどうしてもできなかった。 READ MORE…

  • 結婚相談所

    ZWEI はブラック・ジャックとドロンジョをイメージキャラクターに起用した。ここ数年電通のブラック企業イメージは地の底まで落としてしまったが、彼らのクリエイティブ力や企画の統合力、実行力が依然としてトップクラスであることは、認めざるを得ない。 READ MORE…

  • 今世紀の最新「聖地巡礼」はこうして生まれた。

    「聖地巡礼」とは、本来「朝聖(しょうせい)」の意味である。この言葉の後に続くのは、本来なら「エルサレム」や「メッカ」といった地名であるはずだ。ところがいつの間にか、「聖地巡礼」と検索すると、表示される結果はどうあっても二次元の美少女たちと切っても切れない関係になってしまった。 READ MORE…

  • 『ブラック・ジャック』の創作現場

    当時、『ブラック・ジャック』が連載を開始する直前、手塚はまさに事業人生のどん底にあった。新作マンガは新人世代の市場に受け入れられず、アニメ制作会社「虫プロ」もこの時期に倒産し、個人負債 15,000 万円が彼をほぼ絶望の淵に追い込んでいた。手塚自身も 1968 年から 1973 年の期間を「人生の寒冬」と表現している。そして、医学マンガの先駆けとされるこの名作『ブラック・ジャック』は、実のところ手塚が「引退作」として挑んだ作品で、連載は 4 回で終える予定の短編であった。 READ MORE…

  • 21 世紀(初)の日本のマンガ市場

    日本社会は、一方でいわゆる「オタク文化」を偏見の目で見下す一方、他方では「日本が誇るべきアニメ・マンガ文化」が新たな市場の活力を生み出すことを期待していた。近年話題の絶えない「萌え」文化に期待が寄せられたものの、日本特有の保守的で閉鎖的な島国文化が、デジタルコンテンツ産業の海外進出の足を直接的に引き止めてしまったのだった。 READ MORE…

  • 今さん、お疲れ様でした。

    私たちから失ったのは世界的に最高のクリエイターだと思っている。クリエイターとしての姿勢、作品に対する最後までのこだわり、今さんが残してくれた数々の作品と言葉は、間違いなく後世クリエイター莫大の財産だろう。 READ MORE…

  • 無邪気は最強! 永遠のペンギン村、永遠のアラレちゃん!

    二十世紀の少年漫画の代表作を挙げる際、鳥山明の『ドラゴンボール』はもはや欠かすことのできない作品だ。しかし、作者の創作活動における『Dr. スランプ』の位置を無視することはできない。まるで『キャッツアイ』が『シティーハンター』に先立つ存在であったように、前作の溢れんばかりのアイデアと熱意こそが、作者を本当の第一線に押し上げ、後の名作の多くの創作の原点となったのだ。そして何よりも、集英社の(あまりにも)編集方針の圧力をまだ受ける前に、余計な負担を背負わずに完結できたことが大きい。 READ MORE…

  • 宇宙の最奥へ!【宇宙海賊ハーロック】

    原作『HARLOCK SAGA~ニーベルングの指環』において、「ニーベルングの指環」はもともとワーグナーがゲルマン神話や北欧神話をもとに作曲したオペラであり、松本零士はこの物語を自身の創造した世界観に融合させ、松本的美学に満ちたSF作品を生み出したのである。そして今回紹介する『ラインの黄金』こそが、原作オペラにおける「序夜」にあたるのである……。 READ MORE…

  • 『寄生獣』――自然淘汰と弱肉強食

    死体を分解する細菌、草食動物、肉食動物、そして動物の排泄物を利用して生きる生物たち…… これらの生物は互いの天敵関係によって緻密に結びつき、ひとつの完璧な食物連鎖を形成している。だが今、この生態系のバランスに初めてほころびが生じた。そのほころびとは他でもない、まさに今この記事を読んでいる「あなた」なのである。 READ MORE…

  • 無数の血風を巻き起こした【無限の住人】

    凛は今日で十四歳になった。ただ父が家に連れて帰ってきたのは誕生日プレゼントではなく、まるで凶神のような、自ら「逸刀流」と名乗る男たちで、凛の父は「無天一流」の統主でありながら敵に抗うこともできず、一刀で無惨に斬り倒され、母は敵にあらゆる辱めを受けた末に命を奪われた……。 READ MORE…