Asma NOTE

Years of rambling from a midlife otaku.

念願の『廃棄物13号』を拝んでまいりました……

「Tears of Time」シリーズは、20 世紀末から 21 世紀初頭にかけて、数多の歴史文献から掘り起こされた化石 のような作品たちだ。恥力の限界を突破したのち、「若さ故の過ち」との反省を込めつつ、自分で記録して世に出したものでもある。


何年待ったのだろうか…… 正直、自分でもよく分からない。

N年前、雑誌で『パトレイバー』映画第 3 作の制作が発表されたのを見たときから、この作品への期待は高まる一方だった。本作が押井守の監督作品ではないと知っていても、「廃棄物 13 号」をテーマにしているだけで、パトレイバー・ファンである自分にとっては抗いがたい魅力があったのだ。

私から見て、機動警察の漫画版は常にアニメ作品群とは独立した存在だった。映画がこの漫画版の印象的なエピソードをどのような手法で描くのかはさておき、「特車二課が存在する世界を舞台に、第二小隊以外のキャラクターが物語を主導する」という時点で、この映画は私にとって十分すぎるほどの魅力を備えていた。

なぜかあの時から… あっという間にこんなに年月が経ってしまった。かつては、DVD だけで台湾から拝むしかなかったと思ったのだが、いつの間にか自分は、この国でこの映画の初上映を観る機会を得ていた。日本へ赴く数か月前から、初めての土地で何もかもが整っておらず、混乱必至の状況の中で、いかにして貴重な半日を割き、『廃棄物 13 号』に直接敬意を表するかを、ひっきりなしに考えていたのだった……。

ようやく上映日を迎え、私はまるでメッカへ巡礼に向かうかのような気持ちで家を出た。池袋西口公園を抜け、映画館へと足を踏み入れる…… エレベーターを降りた瞬間、その場の迫力に圧倒された。満席というわけではなかったが、観客の八割以上は見た目からして筋金入りのオタクと分かる練達者たちばかりだった。

チケット窓口の横にあるグッズ売り場には、パンフレットや携帯ストラップ、キーホルダーなどの限定商品を手にした、献身的な信者たちがずらりと並んでいた。そしてその小宇宙の中に身を置くと、知らぬ間に私はこの二週間の生活費を祭り上げることになっていた……(くそっ… ミニパトのTシャツたけぇ……)。

上映前の新作予告は想像以上に長く、「ミニパト」の字幕が出る前に、すでにポップコーン三袋分くらい楽しめた。おなじみの後藤隊長が登場すると、やはり親しみを感じる。そして西尾鉄也の手による二頭身の野明、二頭身の香貫花、デフォルメのイングラムなどは、どれもこれもかわいさ満点で、とくに押井守の代わりに登場する、精神的象徴「押井犬」は、その小さな目と口の間抜けな表情が、押井大神の神態をこれ以上なく見事に表現していた。

この十数分の短編は、押井脚本ならではのコメディタッチが存分に発揮された作品だった。神業のような 3D アニメーション技術にはただただ圧倒されるばかりで、武器の専門用語が飛び交う――第一話のテーマでもある――解説的なモノローグは、大林隆介の実力をまざまざと見せつけるものだった。もちろん、聞き取り能力がかなり怪しい私にとっては、セリフを追うのも一苦労で、冷や汗ものの観賞だったが……。

当時、三本の『ミニパト』はそれぞれ別の時間帯、別の劇場で上映されており、大スクリーンで全話を観ようと思えば、三回分のチケットを買わなければならなかった。幸いにも、その場の勢いで余計な二回分のチケット代を無駄にせずに済んだのは幸運だった。あのとき節約したお金は、後に夏に発売された初回限定版 DVD『ミニパト』をお迎えするための貴重な資金となったのだから……。

本編が始まると、場内の空気は一気に引き締まった。アメリカの輸送機が墜落する瞬間、観客全員の視線がその炎の光に吸い寄せられていく。この映画の脚本は漫画版の一部をもとにしたものにすぎないとわかってはいたが、それでも秦が一歩一歩 13 号に、そして冴子に近づいていくにつれて、どうしても心の中で既に知っている展開と照らし合わせてしまう。けれど比べているうちに、自分で映画の楽しみを削っていることに気づいた。

「廃棄物 13 号」はもはや、科学者が父の残した成果を守ろうとする偏執的な産物ではなかった。冴子の内面を深く掘り下げた描写は、彼女特有の魅力を際立たせるだけでなく、観客が彼女というキャラクターにより強く共鳴できるようにしていたのだ。

主人公・秦と先輩刑事・久住の見事な「演技」も、本作の大きな見どころの一つだ。公開前に掲載された数々の資料でもすでに、「砂の器」や「踊る大捜査線」、「Se7en」、「MIB」といった、刑事コンビものの国内外作品と並べて語られていた。そして実際、私自身もこの作品に「機動警察」という冠が絶対に必要だとは思わなかった。正直に言えば、分類するとすればこれは、(リアルな)ロボットや(リアルな)怪物といった要素を取り入れた、刑事ものの恋愛心理サスペンスドラマだと言えるだろう。

第二小隊の出番があまりにも少ないことに、不満を覚える人もいるかもしれない。だが私にとって『廃棄物 13 号』の大きな魅力の一つは、まさに第二小隊や特車二課の面々が、この街の中でより自然に、当たり前の存在として描かれている点にある。今回観客が触れるのは、彼らそのものというよりも、彼らが生きている世界をより広い視点から体験する感覚だ。物語全体は息苦しいほどに重く沈んでいるものの、私はむしろその空気感がとても気に入っている。

上映が終わり、贅沢にもそのまま座席に身を沈め、エンドロールが最後まで流れるのを見届けながら、胸の中は満たされたような、そしてどこか虚しいような気持ちでいっぱいだった。何年も待ち続けたこの映画をようやく観ることができて、まるでひとつの使命を果たしたかのような気分だ。さて、この先は――いったい何を楽しみに待てばいいのだろうか……。

Frontier 開拓動漫畫創意誌(2002 年)に掲載

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