コラム
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Ⓒ 鳥山明 / 集英社 無邪気は最強! 永遠のペンギン村、永遠のアラレちゃん!
二十世紀の少年漫画の代表作を挙げる際、鳥山明の『ドラゴンボール』はもはや欠かすことのできない作品だ。しかし、作者の創作活動における『Dr. スランプ』の位置を無視することはできない。まるで『キャッツアイ』が『シティーハンター』に先立つ存在であったように、前作の溢れんばかりのアイデアと熱意こそが、作者を本当の第一線に押し上げ、後の名作の多くの創作の原点となったのだ。そして何よりも、集英社の(あまりにも)編集方針の圧力をまだ受ける前に、余計な負担を背負わずに完結できたことが大きい。 READ MORE…
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Ⓒ HEADGEAR / BANDAI VISUAL / TOHOKUSHINSHA 念願の『廃棄物13号』を拝んでまいりました……
かつては、DVD だけで台湾から拝むしかなかったと思ったのだが、いつの間にか自分は、この国でこの映画の初上映を観る機会を得ていた。日本へ赴く数か月前から、初めての土地で何もかもが整っておらず、混乱必至の状況の中で、いかにして貴重な半日を割き、『廃棄物 13 号』に直接敬意を表するかを、ひっきりなしに考えていたのだった……。 READ MORE…
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Ⓒ 松本零士 / サンライズ 宇宙の最奥へ!【宇宙海賊ハーロック】
原作『HARLOCK SAGA~ニーベルングの指環』において、「ニーベルングの指環」はもともとワーグナーがゲルマン神話や北欧神話をもとに作曲したオペラであり、松本零士はこの物語を自身の創造した世界観に融合させ、松本的美学に満ちたSF作品を生み出したのである。そして今回紹介する『ラインの黄金』こそが、原作オペラにおける「序夜」にあたるのである……。 READ MORE…
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Ⓒ 岩明 均 / 講談社 『寄生獣』――自然淘汰と弱肉強食
死体を分解する細菌、草食動物、肉食動物、そして動物の排泄物を利用して生きる生物たち…… これらの生物は互いの天敵関係によって緻密に結びつき、ひとつの完璧な食物連鎖を形成している。だが今、この生態系のバランスに初めてほころびが生じた。そのほころびとは他でもない、まさに今この記事を読んでいる「あなた」なのである。 READ MORE…
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Ⓒ 沙村 広明 / 講談社 無数の血風を巻き起こした【無限の住人】
凛は今日で十四歳になった。ただ父が家に連れて帰ってきたのは誕生日プレゼントではなく、まるで凶神のような、自ら「逸刀流」と名乗る男たちで、凛の父は「無天一流」の統主でありながら敵に抗うこともできず、一刀で無惨に斬り倒され、母は敵にあらゆる辱めを受けた末に命を奪われた……。 READ MORE…
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この退屈な世界をもっと面白く…【2001】
『AC 2001』の外観を目にしただけで、それがいかに手間と労力のかかる出版物であるかが伝わってくる。作者にとってだけでなく、読者にとっても同様だろう。100 ポンド紙で印刷された 350 ページの 16 判本、手に取っただけでその「重量感」が明らかに親しみやすいものではないことを感じさせる。中身を開けば、一ページあたり千字以上の文章が並び、これまでにない圧迫感を覚える…。 READ MORE…
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© HEADGEAR 機動警察パトレイバー
火星人が地球を侵略するわけでもなく、タイヤのない車が飛び回るわけでもない。この未来世界では、建設作業員はLABORで鉄筋を吊り上げ、消防隊はLABORで火災現場に出動し、高級スポーツカーを収集する大富豪がヨーロッパ製の高級LABORに興味を持つこともある……。社会の形態や価値観は私たちが知る世界と大きく変わらず、作品中の主人公たちも、LABORを使って公務をこなすただの公務員に過ぎない。 READ MORE…
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Ⓒ 松本零士 / 小学館 心と銀河を駆ける旅【銀河鉄道 999】
途中で立ち寄る一つ一つの星々や環境、旅の中で出会う敵や仲間たちを通して、鉄郎も絶えず学び、成長していく……。新しい星に降り立つたびに、まるで新たな自分自身を再発見しているかのようだ。やがて、鉄郎は自分の旅の目的に疑問を抱き始める。機械の身体を手に入れた後、機械の目で見える世界は、果たして以前と同じ世界なのだろうか? READ MORE…
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俺は漫画を描くんだ!君も…… 描くか?
任正華の《俺は漫画を描くんだ!》は、東販から発表され、《ACE》で連載されていた当時、ひときわ目を引く存在だった。文字数も非常に多く、他の日本の作品とはまったく異なる作風ゆえに、かなり異彩を放っていた。…… 正直に言えば、「ハウツー本」というより「凶器本」と呼んだほうがしっくりくるかもしれない。この作品の中で任正華は、自身のマンガ人生のすべての経験を惜しみなくさらけ出しており、その徹底ぶりこそが、この本の凄みなのだ。 READ MORE…
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Ⓒ 高橋ツトム / 講談社 地雷は、目に見えないところに潜んでいる……
飯田が体験する事件は、読者の目から見ると、まるでひとつの図像的な心理学研究報告のようだ。次々と起こる事件は、さまざまなタイプの偏執症の人物のサンプルといえる。彼らの行動は、必ずしも「物理的」に他人を傷つけることだけを目的にしているわけではない。しかし、共通しているのは、ある反社会的な行為を通して、自分の信念を示そうとしている点だ。 READ MORE…